保育園看護師の配置基準
■そもそも保育園に看護師さんは絶対必要なの?
「保育園には保育士がいるのだから、看護師は必要ないのでは?」よくそんな声が聞こえてきます。
以前は保育園に看護師が常駐するのは珍しかったのですが、最近では時代の流れに合わせて保育園で活躍する看護師が増えてきました。ただ、まだ保育園看護師の存在を知らない人も多く、完全に浸透はしていないのが現状です。しかし、2013年までに私立保育園での看護師の常駐が義務づけられた事や、待機児童が増えたことで保育園自体の増加も考えられるので保育園看護師の求人は確実に多くなるでしょう。
また、大切なお子さんを預ける保護者にとっても看護師の存在は安心できる大きな存在です。専門知識をもった看護師は、病気や怪我をした時だけでなく、成長過程・病気の感染予防・アレルギーの相談もできる強い味方になります。
そのため、保育園看護師の需要はますます高まり、保育園には保育士だけでなく看護師の存在も必要不可になっていると言えるでしょう。
■私立保育園の配置基準
厚生省は2013年度までに私立保育園において看護師の常駐を義務付けました。看護師一人当たりの人件費を国が半分負担する対策を導入し、保育園の規模に問わず全ての私立保育園には必ず看護師が在籍しています。体調不良やアレルギー、障害をもった子どもへの対応を十分にするための措置となっており、保育園での看護師の活躍が求められています。そのため、これからますます保育園看護師の求人需要が増えていくことは間違いないでしょう。
■公立保育園の配置基準
常駐が義務付けられている私立保育園とは異なり、公立保育園では各自治体へ「看護師の配置を促す」程度にとどまっているので、必ず看護師が在籍しているわけではありません。以前は、0歳児を6人以上預かっている認可保育所の場合、零歳児保育特別対策事業というものがあり、看護師・保健師・助産師のいずれかを常駐させることで補助金が受けられました。 しかし、零歳児保育特別対策事業は平成18年に廃止され、現在は自治体の努力に任せられています。もちろん、自治体の努力により、非常勤看護師や常駐看護師が在籍している公立保育園も増えています。 とはいえ、予算の都合上看護師を常駐できていないところも多いのが現状です。
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